入れ歯
咀嚼運動を忠実に再現する入れ歯
- 食べ物をよく咬めないので、食事が美味しくない
- 入れ歯にあたる歯肉や粘膜が痛い
合わない入れ歯でお困りの方はいませんか?せっかく作っても痛くて使わなければ、咬み合わせはどんどん悪くなります。当院で考える入れ歯とは、本当に咬める入れ歯です。本当に咬める入れ歯は、咀嚼運動(食べるときの顎の運動)を忠実に再現した入れ歯のことをいいます。
咀嚼運動が異常な状態で入れ歯を作ると、咬んだときの力が変な方向からかかったり、咬む力が弱くなり、しっかり咬めません。当院は、丸山咬合医療に基づく「咬み合わせ治療」を実践し、咀嚼運動を考えた本当に咬める入れ歯をお作りしています。咬めない入れ歯でお困りの方はぜひご相談ください。
すべての歯は役割を担っています
生きていくのに欠かせない機能
入れ歯を必要とする方のほとんどは、ブラッシング不足だけでなく、不正歯列や不正咬合がもとで虫歯や歯周病になり悪化して歯を失っています。歯を失うと、物を食べたり喋るのが不自由になります。人間は歯があるおかげで食事やコミュニケーションを取ることができるのです。
顎を固定する働き
歯にはもっと重要な役割があります。頭蓋骨にぶら下がっているだけの下顎がズレないように守る働きです。すべての歯には役割があります。前歯は下顎が前にズレるのを防ぎ、側方歯(犬歯・小臼歯)は左右のズレを防いでいますし、大臼歯は上下の高さを保っています。例え1本でも歯を失うと咬み合わせが悪くなり、下顎がズレたり咀嚼運動が異常になります。
また、歯は隙間があると、そこに動こうとする性質があり、歯を失うと隣接する歯が移動して咬み合わせが悪くなります。そのままにしておくと、咬み合わせはどんどん崩れてお口全体のバランスが悪くなります。それを防ぐために、入れ歯を入れて歯の移動を食い止めて顎のズレを最小限に抑えます。
本当に咬める入れ歯づくり
入れ歯をつくる上で重要なのは、咀嚼運動を正確に再現することです。歯を失っている方の多くは、咬み合わせ(顎のズレや咀嚼運動)に異常があります。異常咀嚼運動は特定の歯に強い力がかかったり、咬む力が弱まってしまいます。その状態で入れ歯をつくると、顎ズレや咀嚼運動の妨げになります。本当に咬める入れ歯をつくるには、咀嚼運動を診断装置で解析し、咬合器を使った正確な診断が必要です。
特殊装置による精密な診断
現在、咀嚼運動を考えた歯科治療を実践する歯科医院はごく少数です。咬み合わせを調整するとき、赤い紙を咬み、歯を上下にカチカチさせたり左右にギリギリ動かします。これを限界運動といいます。しかし、人間が食べるときの下顎の動きは、これとはまったく異なります。つまり、限界運動で咬み合わせを調整しても本当に咬める入れ歯は作れません。また、現在の健康保険制度では、咀嚼運動の検査は適用外なので、咀嚼運動を忠実に再現するのは不可能なのも事実です。
当院では、咀嚼運動の解析装置「シロナソアナライザー」と、咀嚼運動を再現する咬合器「マスティキュレーター」を使い、正確な咀嚼運動の診断を行っています。咀嚼運動を忠実に再現した入れ歯で、本当に咬めている感覚をぜひ体験してください。
顎のズレを矯正して咬める入れ歯を作る
当院の入れ歯は、丸山咬合医療に基づいた咬み合わせ治療を行い、下顎のズレを是正してからつくります。正しい下顎の位置は身体の中心線に対して左右対称で、正しい位置に戻ると筋肉の緊張や骨の歪みが正常になって身体バランスが整います。このように、正しい位置に下顎が戻ることで上下の歯が正しく咬み合うようになり、咀嚼運動が正常に営まれるようになります。咀嚼運動を正確に再現した本当に咬める入れ歯をお楽しみください。
当院の入れ歯
入れ歯の金具は咀嚼運動を妨げて顎のズレを引き起こします。当院では、全身の健康を考えて金具が咀嚼運動の邪魔をしない入れ歯を提案しています。
アイバー・デンチャー
金具がL字型になっている目立たない入れ歯です。一般的な入れ歯は歯に金属の金具をかけて固定するため、お口を開けたときに金具が目立ってしまいます。金具が咀嚼運動も妨げるため顎がズレてしまいます。アイバー・デンチャーは、金具が目立ちにくく、しかも咀嚼運動の邪魔をしません。
アタッチメント・デンチャー(ミニスクリュー・デンチャー)
歯に固定させる金具を使わない連結式の入れ歯です。土台となる歯にアタッチメントを取り付けて、その上に差し込むように入れ歯を装着します。入れ歯とアタッチメントが一体化するので安定性に優れ、硬い物もしっかり咬めます。
また、金具を一切使用しないのでお口を開けたときに目立たず、咀嚼運動の妨げになりません。審美性と安定性に優れ、全身の健康を考えた入れ歯としてお勧めしています。